テストCSVファイルに登録可能な変数は、実体が宣言されているC言語のシンボルに限られます。アセンブラで定義された変数など、C言語のシンボルがない場合の回避策としては、以下のいずれかの方法があります。
・アセンブラで定義した変数をC言語での定義に書き換える。
・「定義名リスト」機能を使用し、対象のアドレスをシンボル化して使用する。
<参考:定義名リストについて>
定義名とは、カバレッジマスター内で使用可能な「仮想的な変数名」の定義です。「モジュールテスト用CSV雛形作成」画面の「定義名リスト」タブから作成できます。
「I/O登録」ボタンを押し、以下の項目を設定します。
定義名: ポインタの参照先やメモリ領域に付けたい任意の名称
種別: 「アドレス」を選択
アドレス・型: 実際のアドレスと型(ビット幅)を指定
これにより、設定した「定義名」を通常のC言語変数と同様にCSVファイルで使用できるようになります。
下の例の場合、ポインタ *tmp(参照先アドレスが 0x00800064 の場合)に対して定義名 TMP(型:unsigned char)を作成しています。これは、アドレス 0x00800064 に「unsigned char TMP」という変数がマッピングされている状態と等価です。CSVファイルにこの「定義名」を登録することで、*tmp が指す実体に対してテストデータを入力することが可能になります。